2018年12月8日土曜日

我が菜園には自然交配で、先祖帰りか交雑によると思われる不思議な野菜がいっぱい。Pak choyの種まき。

こちらは、サツマイモのような色と形の大根
畝の縁に、葉をみると普通の大根と区別がつかない大根が元気に育っていた。
こんな大根は植えた記憶がないので、自然交配したこぼれ種からの発生苗だ。
色が気になったので、小さいのを1個味見してみた。
通常の大根と全く変わらないというか、かなり美味しい。
煮物でもおろしでもどちらでもいける感じだ。
1本くらい種を残すために置いておけばよかった。
この大根は先祖帰りなのだろうか?



さて、今年のチンゲンサイ自家採種種を蒔いたのだが、どうもおかしな苗が育った。
こちらがチンゲンサイと思って蒔いた種から出てきた苗。
葉を見ると、カブをイメージした。
これは、先祖帰りや交雑の問題ではなく、種採りの際、ミスをして別の野菜の種を採った可能性があるのではと思っ他が、こんな野菜を育てた記憶は全くないのだ。
とにかく出てきた苗は、チンゲンサイとは似ても似つかわない野菜だった。
葉は大根やカブに近い形をしていた。
しかし根は、カブのように肥大はない普通の根だった。
結局、この野菜が何かはわからないままだ。
大根の葉と同じように、湯がいて炒め物にしてもらうことが多かったが、味も葉大根に近かった。
家人によると、生の葉を扱うときはトゲが痛かったとのことだ。


また、同じく自家採種の種を蒔いたターツァイの畝ではチンゲンサイとしか見えない苗も見られた。
こちらは我が家で通常育てるチンゲンサイの3倍くらいの大きさ。
この巨大なチンゲンサイ(?)はターツァイの種を蒔いたところに混じっていた。
こちらでは同じ株から、チンゲンサイとターツァイが出た?
びっくりして引き抜いてみたら、根は別々で2本の苗が隣接して出ていただけだった。
これらの大きなチンゲンサイと思われる野菜は、先祖帰りというよりはやはり交雑なのだろうか?
これらは、食べてもチンゲンサイの味そのもので美味しかった。


また、我が家の今年の白菜の種も自家採種のものだったが、出来た野菜は下の写真のように巻きが甘い。
中国の方には巻かない白菜もたくさんあるそうなので、これは先祖帰りなのだろう。
全くとは言わないが、巻かない状態の白菜。
葉はとても大きいのだが。。
この巻かない白菜、軸の部分が細いのも特徴だ。
長さは45cm。
鍋料理中心に使っているが、味は白菜で間違いない。


F1の種を買って野菜を育てた後、自家採種する種(特にアブラナ科の野菜)にはこんな先祖帰りや交雑がよく起こるらしい。
我が家の畑のは、これらの他にも自然交配してできたと思われる思われる不思議な葉っぱ野菜が現れる。
収穫野菜が多いこの時期に、そんな野菜は収穫しないままになることもあるのだが、できれば一度は口にしておきたいと思っている。


というようなことで、我が家の葉野菜は自家採種種が全盛なのだが、ちょうど、この夏のタイ旅行の時ゲットしたPak choyの種があったので、この時期に蒔くことにした。
50円ほどの種袋にとてもたくさんの種が入っている。
Pak choyと記載されているので、チンゲンサイの仲間だ。
ただ軸部分が細く、日本のチンゲンサイとは違うみたい。
ところで、この種袋にあるPak choyを日本語訳にするとチンゲンサイと出てくるのだが、元々この英語は“白菜”の広東語方言発音を英語表記したもののようだ。
最初は軸(茎)が青いものを“青軸パクチョイ”、白いものを“白軸パクチョイ”と呼ばれていたが、のちに青茎のものを“チンゲンサイ”、白茎のものを“パクチョイ”に統一したらしい。

そして、それらの種は1箇所は畝に直播き。
最近はこの秋ニンジンでうまくいった種まき後の足踏みを取り入れている。
そして、もう1箇所はトレイに蒔いて、ビニール温室の中に置いている。
こちらはある程度の苗になったら、パオパオかビニールトンネルの中に移植予定だ。
これらのPak choyも初夏には自家採種種が取ることになるかもしれない。

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