2020年3月21日土曜日

昨日今日は久住の山歩きと『長湯温泉』近くでのんびり。『ユキワリイチゲ』

こちらは、足もとはほとんど枯葉だけなのだが、そんな中に咲き始めている『ユキワリイチゲ』
春先に花を付け、夏までは葉を付けるが、そのあとは地下で過ごす一連の草花をスプリング エフェメラルというが、このユキワリイチゲはそんな植物の一つだ。
ユキワリイチゲは本州西武から九州にかけて分布するらしいが、九州で見れる場所は少ない。
そんな花を男池からソババッケに向かう散策路、特に『かくし水』付近で多く見つけた。
こちらは咲き始めたユキワリイチゲ。
歩いたのが早い時間だったので、多くの場所ではまだつぼんでいた。
日は当たり始めたが、まだ開いていない蕾の状態のユキワリイチゲ。
この花も昼頃にはしっかり咲いているのかもしれない。
それでも、日向ではしっかり花が開いていた。
開いた花はこんな感じ。
そんな男池付近は原生林の木々が立ち並ぶ。
だが、今は葉がない寂しい季節。
私は新緑や紅葉の時期が好きなのだが、この時期も多くの人が訪れていた。
この時期来られる方の多くは望遠鏡や望遠レンズ付きのカメラを持参。

確かに、鳥の鳴き声はあちこちから聞こえてきた。
一番目立っていたのはシジュウカラ。
今は巣作りが忙しくなっているとのことだ。
目では確認できるのだが、小さいので近くに来ないと写真に収めれない。

同じ小鳥でも、こちらはすぐ近くまで寄ってきてくれたので写真に納まった。
こちら写真の右下部分にいる鳥は水を飲みにすぐ近くまでやってきた。
スズメより小さな茶色の鳥で、『ミソサザイ』だろうか?
あまり期待せずに歩く山道でも、自然は色々な出会いを作ってくれるから嬉しい。


ところで、今回の旅行では山歩きも楽しんだが温泉も満喫した。
泊った宿は長湯温泉『山の湯かずよ』
素朴な宿でとても満足できた。
宿の部屋からの景色も、のどかだ。
そして、長湯温泉の中で宿の湯以外に楽しんだのが『ラムネ温泉』
炭酸ガスの小さな泡が体に銀色に付いて不思議な感じだ。
湯の温度が低いので、思わず長湯してしまった。
そして、こちらは長湯温泉のすぐ近くの七里田温泉にある『木乃葉の湯』の下湯(ラムネの湯)
こちらでは、お湯も飲んでみたが、強烈な炭酸の量で鉄の苦みもしっかり。
ここは大きな泡が体にびっしりつく。
久住の近くにはこんな感じに鉄分を多く含んで赤茶けた色になる温泉がたくさんある。
宿の風呂もまた個性的で、マグネシウムの含有量が特に多く湯の花が凄かった。
こちらも素晴らしい湯で、今回の旅行で4回も入った。
宿のすぐそばの権現山に登ると、久住山、大船山、黒岳がいつも見慣れた方向と違うので、新しい表情をしていた。
南側から眺める九重連山は初めてだった。
何度も登った久住だが、また新しいルートでの山歩きがしたくなった。
この辺りの温泉や山には次は新緑がきれいな5月の連休くらいに来れたらいいなと思っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿