2019年2月9日土曜日

荒れている里山問題の一つ、笹竹林対策として春から必要になってくる竹支柱の切り出し。

日本の里山は魅力的だ。
だが、人の手が入らなくなって荒れているのは悲しい。
で、里山を守る活動などを、個々の自治体で行っている地域もある。
私は、竹林問題、雑木問題、害をなす鳥獣問題など、うまく扱えば利益を出すことともできる里山の問題に対しては、行政の補助の元、全国の農協などが横のつながりなどを持ちながら主体になって行うのが一番効率的だと思っている。


例えば、先日のブログで竹を使っての竹酢液や竹パウダーの話をしたが、なかなか魅力だ。
日本全国に広がる笹竹の増殖などに対しても、もし笹竹を持っていけば竹酢液や竹パウダーを作れる公共の施設が近くにあれば、笹竹が激減して、以前の里山がかなり復活するはずだ。
竹を粉砕する業務用の粉砕機などは個人で持つのは不可能で、実際、私の果樹園の近くにはそんな施設はない。

という事で、私に出来る笹竹対策は、春から必要になってくる竹支柱のための切り出しだ。
以前は笹竹を切って燃やして処理した事もあった。
こちらは15年ほど前の写真。
切り出した大量の笹竹を処理するにはこの方法が一番手っ取り早かった。
しかし、万が一山火事でも起こすと大変と家人に禁止された。

最近、笹竹を集めているのはここ。
もの凄い数の笹竹が密集して生えている。
我が家の果樹園の端。
道路に覆いかぶさるように笹竹が茂っている。
笹竹を切らないと、道行く車にも迷惑になりそうだ。
笹竹が急速に増え始めた15年前の懐かしい写真を見てみると、まだこんな感じだった。
全国の至る所での笹竹の悪態ぶりが分かる気がした。
今の笹竹の切り出し場はこんな感じだった。
手前に見えている伊予柑の木は今はない。
先日はここから出る『竹のクズ』をかき集め、アーチチョークやバラの根元にばら撒いた。
で、支柱に使う笹竹はこれくらい切り出した。
この辺が、つくね芋やつる植物用の支柱用。
こちらはトマトやナスの支柱用。
丁度よい長さに切り直して使う予定だ。
そして持ち帰ったこちらは、ゴボウの袋栽培用だ。
ビニール袋を4本の竹で広げるようにして固定する。

そして、里山の笹竹増殖に対する僅かな抵抗としての竹切り作業中に、近くのハウスの屋根には、イノシシや鹿と並んで厄介な害獣『サル』がギーギー、ギャーギャー騒いでいた。
最近サルによる被害も多くなっているようだ。

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