2018年8月17日金曜日

“イラ”&“イラクサ”。腐れやすいデストロイヤーの種芋を若干涼しい場所のプランターに植え付け。

私の畑がある場所は海までが近い。
盆が過ぎたこの時期は泳ぐとクラゲに出会い痛い思いをすることがある。
この地方ではクラゲのこと“イラ”という。
イラとは痛みを伴う刺激のことなので、そのため“イラ”と呼ばれているのだろうか?

一方、イラクサという多年草があり、この植物には全体に特殊な刺毛があり、触れると激しい痛みを感じる
こちらは、痛みを伴う植物なのでイラクサと呼ばれているのだろう。
また、イラクサは蕁麻と書かれ、イラクサ(蕁麻)の葉に触れて出る発疹を蕁麻疹と命名したという話を聞いたことがある。
今、普通に知られている蕁麻疹とは違う皮膚病のようだ。

ところで、この地方では、体半分の神経領域に発疹が出てとても痛い帯状疱疹の事も、“イラクサ”と言っている。
これは、植物のイラクサに触れた時の痛みと同じような痛みがくるからそう呼ばれるようになったのだろうか?

暑い日々が続いたこの時期は、体力が落ちてこの“イラクサ”が出やすいらしい。
盆旅行を終え、畑の野菜や雑草などをチェックしている私の体には“イラクサ”は出ていないのだが、心の方が“イラ”っときた。

原因は大量に保存していたデストロイヤーの腐れ
旅行中、窓を閉め切っていたためか、ただでも夏の時期の暑さで腐れやすいデストロイヤーが大量に腐れていた。
平置きにしていた芋は1/10くらいが腐れていたが、周りに伝染することはない。
数段重ねていた芋は、数個の腐れが下の方まで伝染していた。
大事に保存していたデストロイヤーが大量に腐れて、非常に悲しかった。

これ以上、痛い思いをしたくない。
まず、腐れた芋の側の今にも腐れそうな芋を集めた。
こんな芋を、若干日陰になりやすいプランターに置いていった。

ここ数年、この時期に畑に直植えしたデストロイヤーの種芋は、暑さのため多くが腐った
だから、デストロイヤーの種芋の畝への植え付けは9月の入ってからに決めていた。
それでも、部屋の中に置いていて今のペースで腐れるのではたまらない。
少しでも日陰で、芽出しさせようと思ったのだ。
植え終わると、なんとなく安心した。
かなりの確率で芽が出そうな予感がするのだ。

このやり方、初めての試みなのだが、もう少したくさんの芋を使ってやってみたくなった。
そこで、種芋用に取り置いていた芋をもう少し集めてみた。
芽がしっかり出ているのは、この冬に収穫した芋たちだ。
それらも、やはり涼しいところに置いている別の3個のプランターに植えていった。
左は植え終わったプランターで、右は今から土をかけるプランター。
こちらも並べた芋に土を掛けているところ。
これらの種芋が、どれくらいの割合で生き残り芽を出すかは分からない。
それでも、無事芽が出てくれば、それらを畝に移植して全く問題ないはずだ。
この時期に残している芋は、食べるのにも皮を厚く剥かないといけない。
だから、まだたくさん残っているのだが、さすがにお裾分けもできない。
かと言って、保存中の大部分の芋をこの暑さで腐らせてしまうのは嫌なのだ。

これからも、毎年今年のような暑い夏が続く可能性がある。
今回のような種芋の植え付け方は初めての試みだが、もしうまくいけば来年からも行うようにしよう。
この試みで、心の“イラ”が少しでも和らいでくれると嬉しい。

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