2018年7月10日火曜日

今年も太陽熱マルチをやってみよう。

今年も太陽熱マルチにトライしてみることにした。

太陽熱マルチとは、夏の暑い時にマルチ(通常透明マルチ)をかけ、マルチの下が高熱になることにより、その下にある雑草の種を死滅させたり、害虫やその卵を死滅させたりするのが目的だ。
雑草と害虫に悩まされる有機農家の方が、用いている方法だ。

私の菜園でも、夏の終わりから秋にかけてのコオロギを中心とした害虫被害はすごい。

そこで、昨年のこの時期、葉っぱ野菜にはコオロギ被害の予防目的で数カ所の畝に、ジャガイモやニンニクを植える畝では雑草被害予防を目的に太陽熱マルチを施した。

下のデストロイヤーの種芋を植える予定の畝では、雑草予防目的で、太陽熱マルチを1畝のみ施していた。
昨年はズッキーニの跡地にデストロイヤーを種芋を植えることにした。
真ん中に見えるのが太陽熱マルチ。
上の写真から1ヶ月半後、両側の畝は雑草を抜き軽く耕して、真ん中の太陽熱マルチを施していた畝はそれを外すのみの状態で種芋を植えてみた。
以前マルチをかけて、種芋を植えた時、マルチの下が高熱となり多くの種芋が腐れることがあったので、昨年からは秋ジャガの植え付け時はマルチをかけないことにしたのだ。
真ん中の列だけが、太陽熱マルチをかけていた畝。
芽の出方はどの畝もまずまずだったが、確かに真ん中の列は雑草は少なかった。
確かに、雑草予防の効果はあったのだが、そのあとはやはり通常のマルチをかけることになったので、最終的には、ジャガイモ植えの場合は、太陽熱マルチを施しておく必要はないと判断した。

ここは、昨年ニンニクを育てた畝
ここも、こんな感じで太陽熱マルチを施していた。
雑草の上には、周りの雑草が侵入してきていた。
太陽熱マルチを剥いでみると、その下にはほとんど雑草は見られなかった。
昨年はこの状態の畝に黒マルチをかけて種ニンニクを植えた。
雑草が生えにくいように、穴あきマルチは使わず、マルチに指で穴を開け、そこに種ニンニクを植えていった。
昨年おこなった方法が良かったのだろう。
その後雑草抜きを含め、一度も手を加えることがなく、
今年は、私が経験した中で最高の収穫だった。
で今年も、近日中に太陽熱マルチを施す畝に、9月の初め頃種ニンニクを植えようと思っている。


そして、昨年の太陽熱マルチの最大の目的は、夏の終わりから秋の初めにかけて種蒔きをした秋冬葉っぱ野菜が被るコオロギ被害の予防
いつも見るも無残な状態で、これまでこの時期の種蒔きで秋冬野菜をうまく育てたことがなかった。

昨年は、秋冬野菜を太陽熱マルチを施した4箇所の畝で育てたのだが、良かったと思えたのは下の写真の白菜だけだった。
失敗した葉っぱ野菜の原因は、太陽熱マルチを外した後の防虫ネットの裾部分の隙間。
白菜の畝では、防虫ネットをかけた後、その裾にも土をかけていた。
他の、コオロギ被害にあった畝では、太陽熱マルチを剥いだ瞬間は、その下に虫がいなくても、防虫ネットの裾の隙間から小さなコオロギがたくさん入ってきたのだ。
一旦、コオロギに入られた畝は、その後ではどうしようもなかった。
出てきたばかりの小さな苗の葉を食べられていくのを見ていくしかなかったのだ。

ただ、うまくいった白菜だが、ネットの裾に土を乗せて隙間をなくしていたので、ネットを持ち上げてコンパニオンプランツとしてシュンギクの種を間に蒔こうとした時は、畝全体に土が紛れ込み、小さな白菜の苗にも細かな土がたくさん掛かった。
昨年の白菜は、初めて満足な収穫を得ることができた。
これらの土の紛れ込みは、白菜の出来に関係なかったと思われる。
それでも、ネットの裾に土をかけたら、その後はその畝は扱わない方が良さそうだ。

昨年太陽熱マルチを施したのに虫除けに失敗した畝は、太陽熱マルチ効果が不十分だったのではなくて、大量熱マルチを剥いだ後の、虫除け対策が問題だったのだ。

去年は全部で6畝に太陽熱マルチをかけたが、マルチをかける手間暇、剥いだ後の防虫ネットを厳重にする手間暇、を考えると、今年の太陽熱マルチは3箇所の畝に限って行うのがよかろうと思っている。
1箇所は白菜の畝
もう1箇所はターツァイやホウレン草の畝
そして、もう1箇所がニンニクの畝だ。

まずは、ターツァイやホウレン草の第1弾となる予定の畝太陽熱マルチをかけた。
ここは先日デストロイヤーの収穫が終わった畝。
この時期は、土に大量の雨を含んでいるので準備は肥料を施すだけでいい。
これから8月の終わりまで、太陽熱でマルチの下の害虫たちは死滅してもらおう。

あと2箇所の太陽熱マルチも、熱中症にならないよう気をつけながら、近日中に施す予定だ。

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