2021年7月20日火曜日

初めてアーティチョークの種採りに成功したので、これからは株分けと自家採取種からの育苗の両方でアーティチョーク栽培は楽しめそうだ。

 今年のアーティチョークはこれまでで一番多くの蕾を食用とし、花もいっぱい咲いたのだが、花が咲く頃にはほとんどの苗が倒れ枯れてしまった

苗が早く倒れたのは風が強かったためか、アブラムシ被害で苗が弱ったためかは分からないが、花も早めに枯れたものが多かった。

そんな枯れた花ガラの中に、今小さな苗が最後の花を見せている。

アーティチョークはキク科なので、頂上に花が咲く。
一つの花に見えるのは筒状の小さな花が集まった複合花だ。

さて、アーチチョークの花後ここ数年種採りに挑戦してみたのだが、一度もうまく出来たことはなかった
この時期半分くらいの苗では花だけでなく

半分ほどの花ガラでは、中には使えそうな種は入っていなかった。
ところが、半分ほどに綿毛の下に数は少ないが種が見えた。
この種を見た瞬間はちょっと興奮した。
それにしても花ガラの中心を占める綿毛は触り心地がいい
綿毛は何かに使ってみたいと思いたくなる感触だ。
種の方は触ってみると十分硬さがあり充実しているので来春の発芽は期待できる。

で、種が入っていた4個の花ガラから下の写真のような種が採れた。
専門家の話でもアーティチョークは種の結実性は悪く、種が出来ないことも多いらしい。
一つの頭状花から50個も結実すれば上々とのことだ。
なので、4個の花からこれだけの種が採れれば上等だろう。

下の写真はまだ花ガラを摘んでいない苗。
茎が完全に枯れていないので、花ガラが枯れていても摘んでいないのだ。
こんな花ガラの中にも種が入ったものがいくつかありそうだ。
茎が完全に枯れたら、これらの花ガラからも種採りに挑戦してみよう。

これら畑に残している花ガラから最終的に種採りが終わると、今日収穫した倍くらいの種が採れるのかもしれない。

今年のアーティチョーク、蕾の収穫には満足できたが早く倒れたので思ったほど花は楽しめなかった。
だが、種が採れたのはとても嬉しかった

アーティチョークは多年生草本で、繁殖は種もしくは株分けでおこなうとのこと。
2年前から取り入れた株分けは順調だ。
株は植えつけて4年を過ぎると蕾の収量が低下するとのことで、今年も晩秋には新たに出てきた芽を株分けしようと思っている
一方、種袋に取り置いていた種は、この春使い切ってしまっていた。
今回十分な量の種を収穫することが出来たので、来春もしっかり種まきしてみよう。
種からの育苗は株分けとは別の感覚で楽しいのだ。
収穫した種から苗が育つようになると、アーティチョーク栽培は一層愛着が湧いてきそうだ。

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